年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。皆様方には、平素より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、2012年を振り返りますと、「東京スカイツリーのオープン」「ロンドンオリンピックでの日本選手団の活躍」「iPS細胞の作製で山中教授ノーベル賞受賞」など明るい話題も多かったものの、「領土問題に端を発する中国・韓国との関係悪化」「全原発の停止とエネルギー問題」「政局の混乱と政権交代」「欧州金融不安」など先行きの不安材料も多く発生し、政治・経済とも混迷を深めた1年だったと思います。

私どもを取り巻く環境においても、東日本大震災からの復旧・復興活動の本格化や各種の経済対策で緩やかな回復基調をみせたものの、後半は円高・デフレ経済の影響を大きく受け、IT投資は更なる抑制基調となり、大変厳しい状況が続きました。しかしながら、一方では、「クラウドサービス」「スマートフォンやタブレットの活用」「ソーシャルネットワーク」など、新興ビジネス分野も活発な動きを見せるなど、業界全体に新陳代謝が起こりつつあり、各種スマート分野に象徴されるような、あらたなIT需要の創出を感じさせる年でもありました。

このような中、シーイーシーは環境の大きな変化に対応すべく、事業構造の見直し、不採算事業からの撤退など、贅肉をそぎ、体力を養い、俊敏さを身に着けようと構造改革を推進し、また一方では、競争力のある商品群を厳選し、更なる商品力強化に努めました。

お蔭様で、過去3年間の構造改革目標達成の目途も立ち、新年度（2013.2～）より、新たな成長戦略に則り、事業を推進してまいる所存です。

シーイーシーの事業は、システム開発、第三者検証、システム構築・保守、データセンター、独自サービスと多岐にわたっておりますが、そのすべての事業に変化の種は蒔かれ、すでに芽吹いている分野もございます。役員・従業員一同、次なる成長に向けてスピードアップを図り、お客さまの経営に高い価値をもたらす提案と、豊かな社会の実現に向けて、チャレンジを続けてまいります。

皆様におかれましては、倍旧のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。