Engineering Portal Server 5.5

導入メリット

Engineering Portal Server 5.5

導入のメリット

プロジェクト管理ツールは、管理者だけでなく実際に現場で使用・入力する担当者に優しいインターフェースでなければ、導入効果が発揮されません。Engineering Portal Server(EPS)は使い慣れたブラウザー上に表示されるポータル画面に各種機能を集約し、それをハブとして各機能にアクセスするというインターフェースを取り入れているため、導入教育のための時間やコストがほとんど不要。プロジェクト期間中の進捗・コストの可視化だけでなく、「続けられる」メリットにより、蓄積されたノウハウを再利用するというライフサイクルの循環にも大きな力を発揮します。

現場のメリット

【標準版】

  • 複数のプロジェクトを通して、自分の担当作業の予定・実績を確認でき、作業漏れを防止できる。
  • 進捗管理の工程と文書管理フォルダーが連携しているため、各工程で発生した文書をそのまま登録できる(どのフォルダーに何を入れるというルール付けが不要)。
  • 過去の作業や人のやり取りの結果が残り、正式ドキュメントには残らないような、仕掛り時の問題点・対応などの情報を残すことができる。

【図面管理オプション】

  • 紙図面の配布をなくし、リアルタイムに最新版図面(属性、部品構成)の参照ができる。
  • 部品表の情報(部品構成、属性)をCSVファイルなどに出力できるので、さまざまな帳票類やシステムへの二重入力を削減できる。
  • 過去の版の情報も簡単に取得できる。部品表情報については、過去の版との比較もできるので、改訂時に何を変更したか、把握できる。

管理者のメリット

【標準版】

  • 簡単に過去プロジェクトの工程やドキュメントを流用でき、プロセスを標準化できる。
  • 多くの同時進行プロジェクトがある中で、重要な部分に的を絞って遅れや進捗状況を把握できる。
    また、問題がある部分については、詳細まで情報を追うことができる。
  • プロジェクトの監査などの際に、工程・ドキュメントなどを即時に取り出せる。
    現場の担当者の負荷状況を見ることができる。

【図面管理オプション】

  • やるべき承認作業を簡単に把握できる。
  • 製品・部品の属性項目を簡単に追加できるため、設計部門だけでなく、製造部門や業務関連部門など色々な部門で必要な情報を紐付けできる(設計の原価見積情報、生産管理システム上の原価情報など)。
  • 製品構成の履歴を残せるため、1つの製品の過去の版と最新版で、構成部品全体で見た原価情報の推移などを把握できる。
epsイメージ
※ノウハウとは、例えば、過去の文書図面/人のやり取り/ 背景/プロジェクトの流れが関連性を持ってつながっているものです。

導入事例

自動車部品メーカー

利用部門 事業部技術部門から国内拠点・海外拠点での関連事業部へ向けて公開
ユーザー数 2000名
主な利用機能 進捗管理 / 図面管理
課題 図面管理
  • 紙図面の配布をやめて、電子化したい。
  • 図面の最新版と履歴を管理したい。
  • 2D図面だけでなく、3D(XVL)も公開したい。
    図面の属性と構成も公開したい。
  • 図面単位での自社仕様にあったアクセス権設定を行いたい。
プロジェクト管理
  • 1プロジェクトが長期にわたるものが多く、工程やドキュメントの管理が難しい。
  • プロジェクト進捗会議や社内外の監査のたびに、資料集めに工数がかかる。
  • 複数部門のユーザーで最新情報をタイムリーに共有できていない。
導入効果
  • 国内、海外拠点への紙図面の配布をほぼ全廃し、出力と配布に要していた
    工数を削減できた。
  • プロジェクト会議資料をシステムから帳票で出力するようにし、資料作成工数を削減できた。
  • プロジェクトの進捗状況を担当者が直接入力するため、タイムリーに正確な情報を集められるようになった。

電子部品メーカー

利用部門 事業部の設計部門、製造・業務関連部門
ユーザー数 1000名
主な利用機能 進捗管理
課題
  • プロジェクトの進捗確認用に複数種類のフォーマットがあり、各担当者が進捗状況確認をして帳票を作成するのに工数がかかる。
  • 進捗確認excel、会議議事録、ドキュメントなどが別々のサーバーに保管されていて、たくさんのプロジェクトの情報を集めるのに工数がかかる。
導入効果
  • 業務で運用中のフォーマットの帳票を出力できるようにカスタマイズを行ったため、データ登録以外の運用変更なしで、短期間で導入できた。
  • プロジェクト管理・進捗確認資料作成のための工数が削減できた。
  • 過去の類似プロジェクトを検索して、WBS(Work Breakdown Structure)や資料類をや資料類を簡単に流用できるようになった。
  • 日程変更のチェック漏れがなくなった(帳票出力時に、前週からの変更点を赤字で表示するようにカスタマイズ)。

工作機械メーカー

利用部門 設計部門から製造・業務関連部署に公開
ユーザー数 500名
課題
  • 既存の図面管理システムをリプレースしなければならない。
  • 機械と電気図面の性質が異なり、統一したシステムで管理することが困難。
  • 進捗管理・プロジェクト管理が徹底していない。
導入効果
  • 機械/電気の両設計部門で統一された図面管理システムが実現できた。
  • プロジェクト管理・進捗確認資料作成のための工数が削減できた。
  • 担当者の効率がアップした。
  • 進捗管理機能により、プロジェクトの全体把握が容易にできるようになった。

高圧装置メーカー

利用部門 工場内複数部門
ユーザー数 300名
課題
  • 全社的な業務改革計画の中で、生産管理の徹底も急務になった。
  • 図面の電子化、部品構成の管理体制が徹底していない。
  • プロジェクト管理の徹底も不可欠。
導入効果
  • 部品構成電子データの生産管理システムへの取り込みを実施した。
  • 設計・製造間の部品管理の一元化を実現した。
  • 図面の電子化、承認プロセスの電子化が実現した。
  • 紙図面の印刷、配布にかかる工数を削減できた。

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